2014年は動画元年。
そんな言葉を聞いてから三年が経ちました。
そうは言っても動画ってどうなの?と当時は思っていたのですが、YouTube、Vimeoを始めとする動画コンテンツの勢いは止まらない状態で、私が勤務する会社も昨年から動画制作を開始し、印刷媒体と併せてクライアント様にご提案しています。
今後も広がっていくと思われる動画コンテンツの重要性についてまとめてみました。
目次
動画コンテンツの重要性と役割
情報をダイレクトに伝えるツールとしての動画
動画の魅力と言えば、やはり「ダイレクト感」ではないでしょうか。
料理のシズル感や観光地の雰囲気・空気感。物の質感や使用感。時間軸に沿ったモノ・コトの変化など。文字と画像で構成されている紙媒体やWEBページでは伝えづらい情報を、直感的に伝えることができる「ダイレクト感」は動画の大きな特徴だと思います。
おそらくWEBサイトを訪れるユーザーの多くは、積極的にサイトを検索するよりもGoogleの上位に表示されたサイトやブログなどのリンクから流入する事が多いと思われます。
そう言った偶然性の高いユーザーがサイトから離脱する事を防ぐには、コンテンツやサービスの内容を「詳細に伝える」文字情報よりも短時間で「ダイレクトに伝える」事ができる動画コンテンツが重要になってきます。
最近ファーストビューに動画背景を使用しているWEBサイトをよく見かけますが、背景に動画があるだけでガラっとサイトの印象が変わるので、伝えたいイメージが「ダイレクトに」伝わると思います。
スマホでも問題なく動画が閲覧できるので、PCサイト・スマホサイトに関わらず効率よく動画コンテンツを利用していきたいですね。
詳細な情報を伝えるツールとしての動画
動画コンテンツは「ダイレクト感」を伝えるだけではなく、「詳細な情報」を伝えるツールとしても有効です。
「ハウツー動画」という言葉を聞いた事があるでしょうか。商品の特徴・使い方や、サービスの利用方法などを詳しく伝える動画です。簡単に言えば説明書動画です。
最近は他社と差をつけるために特徴のある商品や、特定のシチュエーションに絞った商品が多くなっている気がしますが、そういった特徴のある商品や新商品の紹介に「ハウツー動画」はうまくマッチすると思います。
東急ハンズの売り場に行くと「ハウツー動画」がよく流れていますが、私自身も「折れないシャーペン」の商品紹介動画を売り場で見て、その動画のわかりやすさと、商品の特徴に感動して商品を購入してしまいました。
動画は「ダイレクト感」と「詳細な情報」の双方をうまく組み合わせることで、ユーザーの購買意欲を刺激する重要なツールになると思います。
広告としての動画コンテンツ
広告媒体として外せないSNS
動画はWEBサイトと相性がよく、最近ではWEBページ内に動画広告として使用される事も多いですし、YouTubeやSNSにアップロードし拡散を狙うと言った用途も可能です。
特にfacebookやinstagramをはじめとしたSNSメディアが急速に伸びており、動画広告はシェア機能と相性が良いので、ユーザー間の繋がりを利用する事で多くの広告効果が見込めます。
SNSは今後も有望な動画広告メディアとし利用すべきですね。
基礎から学ぶWeb広告の成功法則 ~Web広告を成功に導く考え方から、明日使える運用テクニックまで~
動画広告全般を掲載した本で、初学者には為になる情報が網羅されています。
基礎的なWEBマーケティングにも触れていますので、広告制作だけでなく広告運用についても学ぶことができるオススメ本です。
動画広告は効果があるのか?
結論としては効果があると言えます。
サイバーエージェントが実施した国内動画広告の市場調査によると、2015年段階で535億円だった動画市場がは、7年後の2022には5倍以上の2,918億円に達する勢いと予想されています。2016年も前年比157%の842億円に達する見通しで、特にスマートフォン動画広告需要が伸びて、全体の約7割を占める見通しだそうです。
自身の生活の中でも動画を目にする機会は増えていますが、数字が示す通り動画市場が賑わっていることは間違いないようです。
動画市場が賑わっている事と、動画広告が効果があるか無いかという話は別モノと思われる方もいるかもしれませんが、WEBのバナー広告と比べて、同じスペースを利用したとしても動画は圧倒的な情報量を伝える事ができるので、従来のバナー広告よりも広告としての機能を果たしやすいメディアだと言えます。
クリック率が高いと言われている動画広告
動画広告は通常のバナー広告と比べてクリック率が高いと言われています。
前にも述べましたが、動画広告は情報を「ダイレクト」に伝える事ができる為、文字と画像に比べてユーザーの興味を引きやすいという特性があります。
「音」や「動き」という従来のバナー広告には無い要素がユーザーの「気になる」を刺激し、高いクリック率の要因になっていると考えられます。
まとめ
広告としてだけでなく、あらゆる場面で利用できそうな予感がする動画コンテンツ。まだまだ通常のバナー広告や紙媒体広告も利用されると思いますが、伸び率としては動画広告が一番高いと予想できます。
今後も広がっていくこと間違いなしの動画コンテンツに期待大です。