年末感のある食品スーパーのチラシデザインを集めました!
そろそろ一年が終わりそうなこの時期は、こぞって年末チラシが折り込まれます。
食品スーパーのチラシ制作に関わっている身としては、どんなデザインのチラシが折り込まれているか気になるので毎年チェックをしています。
自分が住んでいる名古屋市近郊のスーパーを中心に、年末チラシのデザインを紹介したいと思います。
目次
年末チラシデザインの傾向
食品スーパーの年末チラシは、おせち等の年末商材か、ご馳走関係の食材が多いので、チラシデザインも商品にあった高級感があるデザインが多いです。
正月商材か鍋商材のどちらをメインにするか?それよりも特売商品がメインでしょ!という感じに、商品選択に各スーパーの特徴があらわれるので、チラシデザインとあわせて商品内容も見ると面白いです。

正月商材をメインにした年末チラシ
まずは、正月商材をメインにしたチラシを紹介します。
おせち関連はこの時期限定の商材なので、年末チラシには必ずと言っていいほど掲載されていますが、実際の売れ行きがどうなのか気になるところです。
オークワ
関西圏にも店舗がある食品スーパーオークワ。おせち料理のイメージと商品をリンクさせたデザインですが、おせち料理が俯瞰で撮影されているので非常にわかりやすいです。

パレマルシェ
上記の食品スーパーオークワ系列のパレマルシェです。
グループ企業のせいか、オークワとデザインの方向性が似ています。

ベイシア
愛知県には6店舗ほどしかないベイシア。
おせち料理に使用するドライ商材や、生鮮商材も一緒に掲載しているので、おせち料理を手作りする年齢層をターゲットとしていると思われます。

フランテ
おせち料理だけでなく、手土産も大きく扱っているのが特徴のチラシです。
この時期は高級品にも手が伸びやすいと思うので、価格が高い手土産を訴求するのは間違っていない気がします。

バロー
おせち料理とご馳走・特売商品が掲載されています。レイアウトと処理的でおせち料理を引き立てています。

アオキスーパー
蒲鉾が誌面の4分の1を占めている贅沢なチラシ。ちなみに、正月に近づくにつれて蒲鉾の価格が上がるので、蒲鉾は早めに買った方が良いです。

ご馳走をメインにした年末チラシ
ヤオコー
ヤオコーのチラシって写真がいい感じなんですよね。アングルやシズルが私好みです。
IKEAに続いて、愛知県にもヤオコーができて欲しい!
フランテ(裏面)
フランテは表面がおせち料理と手土産、裏面がご馳走関係という構成です。
表面だとしても十分通じるデザインなので紹介します。

イトーヨーカドー
店舗によってデザインは違っていましたが、ご馳走関係をメインにしています。
やはり商品画像を大きく掲載するよりも、鍋のイメージをド〜ン!の方が美味しそうに見えますね。
成城石井
かなり控えめな成城石井のチラシ。もうちょっとイメージド〜ン!でも良い気がしますが、これはこれで成城石井らしさなのでしょうか。

特売商品をメインにした年末チラシ
フィール
表面に通常の特売商品、裏面に正月商材を掲載しています。
周りが正月の雰囲気溢れるチラシのせいか、逆に安さ感が出て良いと思います。
サミット
コチラの記事でも紹介したサミットのチラシ。
正月商材も掲載していますが、基本的には特売メインのチラシです。フィールのチラシもそうですが、27日あたりだとこれぐらいの特売感があっても良い気がします。
サミットの紅白食合戦
ところで、サミットのチラシ裏面に気になる告知が掲載されていました。

大晦日に「紅白食合戦」が開催されます。何やるんでしょうか。
しかし、サミットのこうした企画に対するこだわりは毎回凄いですね。
コブクロじゃなく粉ブクロて(笑)
どんな店なのか以前から気になっているので、機会があれば一度見てみたいです。
まとめ
数年前までの年末・歳末チラシと言えば、おせち料理と正月食材という感じでしたが、最近は鍋をメインにしたり、特売商品を大きく掲載したりと、お店毎の特徴が出ているように思います。
実際、おせち料理を手作りする家庭が減っているので、正月商材をメインにしたチラシは効果が薄いのかもしれません。
まだ先の話ですが、来年の年末・歳末チラシを製作する際の参考になればと思います。
「デザインの参考にどうぞ!食品スーパーの年末・歳末チラシ集めました」でした。