デザイナーに色修正を依頼する時に「使えるかもしれない」指示の出し方

色修正の指示サムネイル






外部のデザイナーさんに色の修正依頼を出す際に、やり方を変えたら作業効率が上がったので書いておきます。

デザイナーが変わったら修正依頼が伝わらない問題

デザイナーが変わったら修正依頼が伝わらない問題

最近、新規で契約した外部のデザイナーさんに、色修正の依頼を出してもなかなかうまく伝わりません。
「明るく」と伝えてるのに「薄く」仕上がってきたり、「濃く」と伝えてるのに「暗く」仕上がってきたりと、修正のやりとりが手間に感じるようになりました。

これまで仕事を依頼していた外部のデザイナーさんは、長年お付き合いしていたこともあって、「もう少し暗く」「ちょっと明るく」といったニュアンスで修正依頼を出しても特に問題なく伝わっていたので、非常にフラストレーションが溜まっていました。
しかし、よくよく考えてみると、私の曖昧な伝え方が間違っていましたね。

それならばと思い「C40%・M70%・Y15%」と、細かくパーセントで色指示を出してみましたが…とにかく面倒…続かなかったです。

共通の認識があれば伝わりやすい

共通の認識があれば伝わりやすい

とりあえず、何か良い伝え方はないかなぁと考えていると、お互いに共通認識を持っている言葉で伝えればいいんじゃない?という事に気付きました。

デザイナーならば知っているはずの「明度」「彩度」という概念を共通認識として、修正依頼の方法を変えてみました。

明るくして → 「明度を上げる」または「彩度を上げる」
濃くして → 「彩度を上げる」または「明度を下げる」
薄くして → 「明度を上げる」または「彩度を下げる」

といった感じで、状況によって「明度」と「彩度」のどちらに対して変更を加えるのかを伝えるようにしたところ、思った以上に効果があり、ほぼイメージ通りに仕上がってくるようになりました。

共通認識は人それぞれなので油断は禁物

共通認識は人それぞれなので油断は禁物

これは使える!と思い「明度、彩度、明度!明度!!」と口癖のように使っていたら、「ようするに、新鮮なレタスぐらいの緑って事ですよね?」と返されて、「あ…そうですね…」とヘタレぷりを露呈してしまいました。

共通認識って色々あるよね…と感じた瞬間です。

色相を変えずに色の調整をするときは「明度・彩度」というキーワードを使って伝えると、より正確に伝わりやすくなると思いますが、「明度・彩度」を共通認識として持ってる事が前提となってしまうので、「新鮮なレタスみたいな色」と伝えるのもアリかもしれませんね。

営業さんが発注する際は特に気にして欲しい

私の周りだけかもしれませんが、色に関する行き違いは、デザイナー同士よりも営業とデザイナーとの間で発生しやす傾向があります。

営業の方は「明度・彩度」を少し気にかけてデザイナーに依頼をしてみてください。「明るく・暗く」と言うよりも伝わりやすくなるはずです。
「明度・彩度」を知らないデザイナーがいたら…ごめんなさい。

デザイナーに色修正を依頼する際「使えるかもしれない」指示の出し方でした。







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