ネットが普及した今でも、食品スーパーさんにとって「お盆チラシ」は欠かせない販促手段です。
印刷会社に所属し流通関係のチラシを制作するデザイナーは、お盆チラシに携わる機会も多いと思いますが、毎年のようにお盆チラシを制作しているとネタも切れてしまうんですよね…。
そんなわけで、情報収集の意味も含めて、お盆チラシのデザインを紹介したいと思います。
目次
タイトルは「お盆のごちそう」が多い
お盆チラシのタイトルは「お盆のごちそう」がよく使われていて、タイトルどおりご馳走関連商品をメインとしてまとめている内容となっています。
今年はコロナ禍の影響もあって、帰省や墓参りなどな例年よりも控え目になる控思われ思われ思われおも違ったタイトルになるのかと思いましたが、そうでもなかったみたいですね。なかった
寿司・デリカをメイン商材にしているチラシが多いのですが、帰省を控えるシチュエーションで寿司・デリカを誰が誰と食べるのかという違和感があるのは自分だけでしょうか…。
イオン 佐世保白岳店
個人的にイオンのチラシが好きでよく見ています。タイトルはお盆関係のワードではなく「ときめきポイント10倍」のスパイいて、赤と金のデザインがスになってチラシ全体ていると思います良いですね
イオン 東根店
こちらもイオンのチラシですが、お盆関連商材と通常特売の商品が掲載されています。商品量が多く文字が小さいので、チラシを見る年代の方々にはちょっと見にくいのではと感じます。
イトーヨーカドー 甲府昭和店
お盆関連にBBQがくっつき、さらにご当地銘品もあわせた構成のチラシ。お酒が多目に掲載されているのと、ワイン・日本酒に絞っているのが特徴的だと思いました。
サミット 保木間店
数々の特徴的なチラシを世に出してきたサミットのお盆チラシは意外にシンプルなデザインでした。
スーパーヤマダイ 瑞穂店
あくまで個人的感覚ですが、果物をメインにしているお盆チラシは、あまり理解ができません。ぶっちゃけオトク感ないし、買う人はチラシに掲載しなくても買うし…みたいに思っちゃいます。
ただ、全体としては見やすくわかりやすい良いチラシだと思います。
バロー 瑞穂店
こちらも果物が大きく取り上げられてますが、ご馳走なのか、お手土産用なのかどっち?状態になっている気がします。これ、普通におうちでフルーツみたいな訴求の仕方じゃ駄目なんでしょうかね…。どうなんでしょう?
フィール シャンピアポート
どうしてフィールのチラシはゴチャっとして見えるのでしょうか。以前はもう少し見やすかったと思いますが、最近のチラシは見にくいモノが多い気がします。
商品カテゴリと商品量が多すぎるのか、担当者の好みなのか…。とりあえず色と処理が前面に出て、商品が目に入ってこないので伝わり方が弱く感じます。
きっと制作されているデザイナーさんも大変でしょうね…
マックスバリュ ララパーク店
果物やお酒・おつまみも掲載されていますが、ご馳走がメインとすぐにわかる良いチラシだと思います。先ほどのフィールのチラシと比べても、商品量は変わってないと思いますが、背景色やイメージ画像をうまく使い分けて、しっかりと視線誘導ができていると思います。
ベイシア 木更津金田店
タイトルは、お盆の「ごちそう」ではなく「おもてなし」となっています。果たしてお客さんが来るのか?疑問は残りますが…商品カテゴリを絞っているので全体的にはわかりやすい誌面構成となっています。
もうちょっと魚と精肉部分が見やすくなると良いと思いますが、こうしたイメージを贅沢に使ったチラシは個人的に好きです。
まとめ
2020年はコロナ禍の影響もあり「おうちで○○」というタイトルのチラシもいくつかありましたが、2021年以降に参考として使えるかわからないので、あえて紹介しませんでした。
チラシを見ていると、各社色々考えて商品やタイトルを決めているんだろうなぁと感じます。
ユーザーの生活スタイルの変化にあわせて、チラシに掲載する商品やタイトルもチラシのデザインも変わっていくと思うので、2021年以降もデザインの参考となるかわかりませんが、お盆チラシをピックアップしてみました。
「食品スーパーのお盆チラシデザイン参考-2020年」でした。