印刷会社にデザイナーで新卒採用された人必読!今読んでおくべき4冊の本

印刷会社にデザイナーで新卒採用された人が今読んでおくべき4冊






私が勤務する会社も、昨年春にデザイナーとして新卒を採用しましたが、印刷に関して教えなければいけない事が多すぎて大変でした。

入社した時点で給料と責任は発生するので、たとえ新卒だとしても最低限の知識とスキルは必要です。「今年の新卒は使えないわ」と言われないように、今から入社までの3ヶ月間にできるだけ勉強しておく事をオススメします。

今回は印刷会社に新卒採用された初心者デザイナー向けに、今読んでおくと役に立つ本を紹介したいと思います。

印刷会社のデザイナーである事の重要性

デザイナー01

当たり前ですが、デザイン会社・WEB制作会社・印刷会社・広告代理店など、勤務する会社や業態によってデザインする対象が違います。たとえ同じモノをデザインするとしてもデザイン会社と広告代理店では立場と役割が違うので、必要な知識とスキルが変わってきます。

当然、それを理解して会社を選んだかと思いますが、印刷会社に採用されたデザイナーは、印刷物をデザインしている事を理解しないと大きな間違いをしたり、クライアントに迷惑をかけたり、下手をすると刷り直しが発生して会社に損害を出すこともあり得ます。

なので印刷会社に採用された方は、印刷会社に入社する事をしっかりと意識して勉強をしておいた方が良いと思います。

印刷物をデザインする上で読んでおきたい本は何冊もあるのですが、3ヶ月という時間を考えると3~4冊ぐらいが丁度良いと思うので、自分が読んでみて為になった本を4冊に絞って紹介します。

印刷の知識が身につく本

印刷物のデザインに関する知識が身につく書籍を紹介します。主に紙媒体中心に書かれているので、WEBやプロダクトなどの紙媒体以外には使えない事も多々あります。





「伝わる」印刷物の基本ルール: 作り方・発注の仕方がよくわかる

「オンデマンド」や「プロセスカラー」といった印刷専門用語が結構出てくるので、全くの印刷初心者には難しい部分もあるかもしれませんが、裏を返せば印刷物に関する情報がしっかりと記載されているという事なので、印刷会社に勤務するデザイナーが最初に読む書籍として最適な一冊だと言えます。

見開きページの左側が文字による解説で、右側が図版による解説というレイアウトが読みやすかったです。






DTP 印刷 デザインの基本 (玄光社MOOK)

印刷物のデザインに関して知識が無い人にとっては、非常にわかりやすい本だと思います。

内容は非常に良いと思いますが、1ページの情報量が多いのが気になりました。
結構ぎっちり詰め込んでいるので、若干読みにくさを感じましたが、そのあたりを差し引いても新卒採用者が読むにはピッタリの書籍です。

デザインの知識が身につく本

デザインという言葉がカバーする範囲はかなり広いので「デザインの知識が身につく」と言い切るのは難しいのですが、紙媒体のデザインだけにとらわれないデザイン全般に関する知識が身につく書籍を紹介します。






なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉

とりあえず何読めばいいですかと聞かれたら、大体この本をオススメしています。

ベタすぎるぐらいベタな本ですが、デザイナー予備軍から初心者デザイナーまでは、楽しんで読める良本だと思っています。
デザインをする上で必要な概念をシンプルに表現しているので、デザインする媒体にとらわれず末長く使える知識が身につきます。






デザイン入門教室[特別講義] 確かな力を身に付けられる ~学び、考え、作る授業~

題名が堅苦しいので敬遠しがちな本ですが、読みやすく理解しやすい良書です。

デザインの概念をわかりやすく広く浅く解説しているので、制作に関わる営業が読んでも為になる本です。
知識として引き出しにしまっておくと、転職やディレクターになった際に役立つのではないでしょうか。

まとめ

デザイナー03

新卒採用者の方々は、この時期は遊んで入社してから色々と勉強すればいいかと思うかもしれませんが、入社したら勉強する時間の余裕は無いと思います。

デザイナーは勤務時間が長〜い職業なので、勤務時間外で勉強する時間を確保するのは、なかなか難しいです。特に結婚しちゃうとね…

経験は仕事をしていると蓄積されますが、知識は自分から取り入れないと蓄積されませんし、それなりの時間がかかります。なので時間のある今のうちにできるだけ多くの知識を取り入れておく事をオススメします。

「印刷会社にデザイナーで新卒採用された人必読!今読んでおくべき4冊の本」でした。







印刷会社にデザイナーで新卒採用された人が今読んでおくべき4冊